物事について説明されるときに、その説明の仕方によって受ける印象は大きく変わります。ニュースなどでも、キャスターがニュースを伝えるときに、個人的な印象などを交えて話してしまうと、同じニュースにも「色」がついてしまいます。本来、ニュースに色を付けることは非常に危険なことで、物事の多様性を奪ってしまいます。

しかし、ビジネスではこの様な心理を考慮することも有効な手段の1つです。例えば保険料の説明などは、年間15万円かかるものでも、「1日わずか400円で」と説明されれば「安い」と感じます。

一方、ダイエット商品などは、1日に換算すると効果は殆どありませんので、「1年間で10kg減った」と伝えることが有効になります。

この様に、同じ物事でも言い方1つで相手が受ける印象は大きく左右されるのです。多角的に表現を見なおしてみてはいかがですか?